移動昇降式足場/リフトクライマー

日本リフトクライマー協会

 
   

日本リフトクライマー協会の安全に対する取り組み

2017年6月6日〜9日の4日間、九州大分県に於いて認定資格者講習会を開催しました。
今回は「設置計画」「組立指導」「安全点検」「整備技能」の4科目全ての講習を行っています
認定資格者講習会の様子をご紹介します。

1.[組立指導・安全点検] 6月6〜7日

「組立指導員資格者」とはリフトクライマーの組立と解体を無事故無違反で安全に遂行できるよう、現場に対して指示・指導をするための資格です。
「安全点検員資格者」は月例点検・年次点検等、現場における機器の点検を行い危険の芽をつみとり、安全運行に繋げるための資格です。
今回は組立指導と安全点検を併せた講習を2日間掛けて行い、20名の方が受講されました。
リフトクライマーの基礎知識だけでなく、法律など移動昇降式足場全般の共通項目も学びます。また、実技に入る前に操作方法や注意点を確認します。
 
実技では、設置場所を決めるところからはじめ、一からリフトクライマーを組み立てていきます。組み立てる過程で、特に注意するべき点はそれぞれが体験しながら学んでいきます。
 
安全に稼働するための点検ポイントを実機を見ながら細かく学びます。最後に組立指導・安全点検の要点がまとめられた試験を行い終了です。

2.[整備技能] 6月8日

「整備技能資格者」は高い専門技術・知識をもってリフトクライマーの整備・点検を行い、現場に対して安全かつ安心な機器を提供するための資格です。今回は13名の方が受講されました。
 
整備技能も講義からのスタートです。受講者の中には組立指導・安全点検に続き、3日目の講習という方も多くいらっしゃいました。
 
実技では、配線のチェックや部材の磨耗度合いなど、重要な箇所を入念に学びます。
最後に試験を行い、皆様合格されました。整備技能資格者は、直接現場の方にお会いする機会が少ないかもしれませんが、機械を通じて安全を提供する重要な役割を果たしています。

3.[設置計画] 6月9日

「設置計画資格者」は専門の知識を持って、現場ごとの条件に沿った安全かつ適正な計画を推進していくための資格です。
今回は4名の方が受講されました。
 
設置する環境や条件が現場毎に異なるため、応用力が求められ、4つの認定資格の中で最も難しいと言われているのが設置計画資格です。
リフトクライマーの構造・強度において、安全で適切に、また、お客様のニーズに合った計画が出来るよう、設置計画事例を含めて学んでいます。
8回目となる今回は、当協会として初の出張型の講習会となりました。会場の準備などにご協力頂いた三信産業株式会社様、ありがとうございました。
今回は「組立指導/安全点検:20名」「整備技能:13名」「設置計画:4名」全員が試験に合格し、資格を取得されました。
リフトクライマーに関わる皆様が、より安全に現場で指導や作業をして頂けますようご協力をお願い致します。
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